たんぽぽ仏 詳細

たんぽぽ仏

あたたかい救済はない。
やわらかな希望もない。
ただあるのは、透明な祈りだけ。


 2020年4月-8月
 クラフト紙に木炭・パステル・アクリル絵具・岩絵具・墨
 910×1820×35mm
 作者蔵

この作品は、下絵の上からメディウムを塗ってテクスチャーをつけ、彩色し、さらにメディウム→彩色→メディウム→溶剤で表面を溶かし、綿毛を描き加える、といった工程で制作した、多重レイヤー構造の絵画となっています。


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制作過程

下描き前の状態

最初に黒で地塗りをし、その上から薄く溶いたジェッソでもう一度塗ります。こうすると、白の隙間からまだらに黒の地塗りが透けて見えます。

この段階で、大きな仏像の顔のような模様が見えて、そのイメージを取り逃がさないよう一気に下絵を描き上げました。

木炭での下描きを終えたところです。

下描きが終わると、まずは背景から塗っていきます。

全体に薄く茶色を塗り、ポリビニールアルコールで溶かしたり拭き取ったりしながら、洞窟の岩肌のようなニュアンスを出していきます。

筆や海綿スポンジを使用し、

アクリル絵の具でまだらに顔を塗っていきます。

彩色が済み、綿毛を描き加える直前の状態です。

黄色と緑の絵具がアクセントになっています。

建築用の塗料を塗ったことで表面が溶け、経年劣化でひび割れた仏像のような、良い感じの風合いになりました。

完成

この作品は、下絵の上からメディウムを塗ってテクスチャーをつけ、彩色し、さらにメディウム→彩色→メディウム→溶剤で表面を溶かし、綿毛を描き加える、といった工程で制作した、多重レイヤー構造の絵画となっています。

風化しひび割れた仏像のような、独特の質感があります。

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